2013-04-03

あれから6年。¡Por qué no te callas!

ここ数年、スペイン王室の人気は下がる一方だ。

2007年チリで行われたイベロアメリカ首脳会議で、ファン・カルロス、スペイン国王がベネズエラ首相、故ウゴ・チャベス氏に対し言った、

"¡Por qué no te callas!  (どうして黙らないのか!)"のあの言葉は、世界中で放送され、国王の人気は頂点に達したと言っても過言でないほど、国民から圧倒的な支持を得た。

あれから6年経った今、国民はスペイン王室に背を向け始めた。

以前のブログにも書いた様に、国王の娘婿イニャキ・ウルダンガリンが汚職等で起訴されて以来、国王に関しても様々なスキャンダルが飛び交っている。それに加えて、健康状態も芳しくない。毎年行われるクリスマスの演説放送に出演した際も、ここ数年でめっきり老いてしまったのが伺える。心労と言うものだろうか。

そして今日、ついに国王の娘、そしてウルダンガリンの妻であるクリスティーナ妃が今月末出廷することが決まった。

これまで、彼女に対する事件への関与は否定され続けてきたが、彼女が汚職や横領などに協力したという証拠があるとし、今回の出廷命令が下った。

つい先日スペイン有力新聞に、国王の父、ファン・デ・ボルボンがファン・カルロス国王に残した2250000ユーロの遺産の記事が載ったばかり。国民のスペイン王室に対する不満や不信は、過熱する一方だ。





にほんブログ村 海外生活ブログ スペイン情報へ
にほんブログ村


スペイン(海外生活・情報) ブログランキングへ

0 件のコメント:

コメントを投稿