2013-04-08

「持つべきものは、コネの利く友」ウルダンガリンの場合

今年1月末、スペインハンドボールナショナルチームがワールドカップで優勝した。

現在このナショナルチームの監督をしているヴァレロ・リヴェラ氏から、スペイン国王娘婿、今汚職や横領等々の罪に問われている話題の人物イニャキ・ウルダンガリンに仕事のオファーが入った。

リヴェラ氏は近ち゛か2015年にカタールで開かれるハンドボールワールドカップに向けて、同国のナショナルチ―ムの監督に就任するこのになった。そこで、監督チ―ムメンバーの一人としてウルダンガリンにオファーが入ったのだ。

ご存知の様に、ウルダンガリンは2000年までハンドボール選手として活躍していた。リヴェラ監督の下、≪FC Barcelona≫時代14年間(1986~2000)彼らは一緒に活躍した。特に90年代は≪FC Barcelona≫は50以上ものタイトルを獲得し、“Dream team”と呼ばれる程で、その黄金時代を共にしたことになる。

ウルダンガリンは、≪Institute Noos 事件 ≫による海外への旅行や居住についての拘束は今のところない。もしこれが一般人であれば、とっくの昔にパスポートなど取り上げられているだろう。

何はともあれ、一生懸命仕事をして、横領したお金を返すのも良いかもしれない。

それにしてもこのオファーの形、どこかで見たような……

ウルダンガリンが≪Institute Noos≫で働くようになったのは、実は同じ罪で問われているディエゴ・トーレスからオファーがあったからだ。そしてトーレスとウルダンガリンは、ウルダンガリンがビジネス・経営修士課程中、先生と生徒の関係にあった。

彼にとってみれば、「持つべきものは、コネの利く友」と言うとこか……

このオファーを受け入れ、カタールに行って、(きっと)大金を稼ぐことになれば、今でさえ人気が急降下にあるスペイン王室の将来は、果たしてどうなることやら。

photo credit: <a href="http://www.flickr.com/photos/vtda/4226036906/">vtdainfo</a> via <a href="http://photopin.com">photopin</a> <a href="http://creativecommons.org/licenses/by/2.0/">cc</a>




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