2013-06-07

子供達の≪一日一食 ≫

≪学校で食べる給食が一日の唯一の食事である≫という育ち盛りの子供達が、今スペインでは急増している。

バルセロナは今日、740人の子供の栄養失調ケースを確認した。アンダルシアでは、140000人もの子供たちが毎日お腹を空かしている。またスペインで一番貧しい自治体カナリア諸島では、112000人もの子供たちが栄養失調で困っている。

あるテレビ番組で、バルセロナのとある学校でのインタヴューが放送されていた。

先生が「昨日の夕飯は?」と聞くと、ある子供達は昨日の給食と全く同じメニューを繰り返す。つまり、お昼に食べた給食から彼らは何も口に入れて無い事が伺われる。

photo credit: <a href="http://www.flickr.com/photos/toniblay/65909848/">Toni Blay</a> via <a href="http://photopin.com">photopin</a> <a href="http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/2.0/">cc</a>


2009年から2011年に於いては、貧困や社会的疎外のリスクのある子供達のパーセンテージは、26.2%から30.9%に増えた。また、貧困に陥っている子供達の数は、EUの中ではルーマニア、ブルガリアに次ぐ第3番目の国と、深刻な状態にある。

経済援助や給食費援助、公共サービスの減少等、また家族の急激な収入減で、今のところこの状況が回復に向かう見込みは極めて難しい様だ。


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